「警戒レベル3」で危険な場所から高齢者等は避難、「警戒レベル4」で危険な場所から全員避難を。
警戒レベルは、災害発生のおそれが高くなるほど数字が大きくなります。警戒レベルが出されたとき、住民の方々はどのような行動をとればいいのでしょうか。
最大のポイントは、「警戒レベル3高齢者等避難」が出されたら、高齢の方や障がいのある方など避難に時間のかかる方やその支援者の方は危険な場所から避難し、それ以外の人は避難の準備をすること。そして、「警戒レベル4避難指示」が出されたら、危険な場所から全員避難することです。
警戒レベル1から順に住民の方々がとるべき行動をみていきましょう。
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警戒レベル1は、災害への心構えを高める
今後、気象状況が悪化するおそれがある場合などに出る情報のため、災害発⽣の危険性はまだ低い段階ですが、気象庁から警戒レベル1「早期注意情報」が出た場合には最新の防災気象情報などを確認するなど、災害への⼼構えを⾼めてください。
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警戒レベル2は、ハザードマップなどで避難行動を確認
気象庁から警戒レベル2「⼤⾬注意報」や「洪⽔注意報」などが出ており気象状況が悪化した段階です。ハザードマップで災害の危険性のある区域や避難場所、避難経路、避難のタイミングの再確認など、避難に備え 、⾃らの避難⾏動を確認しておきましょう。
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警戒レベル3は、高齢者や障がい者等が危険な場所から避難
市町村から警戒レベル3「⾼齢者等避難」が出た段階です。避難に時間がかかる⾼齢の⽅や障がいのある⽅、避難を⽀援する⽅などは危険な場所から安全な場所へ避難しましょう。また、⼟砂災害の危険性がある区域や急激な⽔位上昇のおそれがある河川沿いにお住まいの⽅も、この段階で避難することが望まれます。また、それ以外の⽅もすぐに避難できるように準備をしましょう。
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警戒レベル4は、対象地域の全員が危険な場所から避難
市町村から警戒レベル4「避難指⽰」が出た段階です。対象地域の⽅は全員速やかに危険な場所から避難してください。
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警戒レベル5は、“命の危険。直ちに安全確保”
市町村から警戒レベル5「緊急安全確保」が出た段階です。すでに災害が発⽣又は差し迫った状況ですので、直ちに命を守る⾏動をとってください。
警戒レベル5は、安全な避難が難しい状況です。警戒レベル3、4の段階で地域の皆さんで声を掛け合って、また、空振りをおそれずに、安全・確実に避難を終えましょう。