韓国訪問
平成21年10月9日、鳩山総理は、大韓民国の首都ソウルを訪問しました。
まず、鳩山総理は幸夫人とともに、韓国における殉国者が祀られている国立顕忠院(けんちゅういん)を訪れ、顕忠塔に献花しました。
続いて、鳩山総理は青瓦台(大統領府)で李明博大統領と首脳会談を行いました。会談では、両国の経済関係や北朝鮮問題などについて意見交換を行ないました。北朝鮮問題については、核、ミサイル、拉致問題の包括的な解決に向けて、北朝鮮が速やかに6か国協議に復帰するよう、日韓両国が緊密に協力していくことで一致しました。また、経済関係では中小企業間協力など民間の経済協力を進めることを確認、経済や文化などの分野で交流、協力を進めることで一致しました。
会談終了後、両首脳は共同記者会見を行いました。鳩山総理は、「近くて近い国にしようではないか、という思いを共有することができたことは、何より素晴らしいこと、嬉しいことでございました。価値観を共有しているこの2国が、核となってさらに多くのアジアの国々との協力を深めていきながら東アジア共同体という構想の実現に向けて一歩踏み出していこう、その思いを、今日は、李明博大統領との間で共有ができた、大変にそのような思いもうれしく感じているところでございます。」と述べました。