持続可能な開発目標(SDGs)推進本部会合
令和2年12月21日、菅総理は、総理大臣官邸で第9回持続可能な開発目標(SDGs)推進本部会合を開催しました。
会議では、SDGsアクションプラン2021、及び第4回ジャパンSDGsアワード受賞団体について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「新型コロナウイルス感染症の拡大は、世界の人々の命・生活・尊厳、すなわち人間の安全保障に対する脅威となっており、持続可能な開発目標の達成に向けた取組の遅れが深刻に懸念されております。
政府としては今回の危機を踏まえ、誰の健康も取り残さないという考えの下、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成に向けた取組を引き続き推進していきます。
また、成長戦略の柱に経済と環境の好循環を掲げて、グリーン社会の実現に最大限注力し、2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロとする、カーボンニュートラルの実現を目指していきます。
鍵となるのは革新的なイノベーションです。過去に例のない2兆円の基金を創設し、野心的なイノベーションに挑戦する企業を、今後10年間、継続して支援し、革新的技術の早期確立・社会実装を図ってまいります。
革新的なイノベーションを活用し、規制改革などの政策を総動員することで、効率的・効果的に、この開発目標を達成することができます。
ポストコロナ時代を見据え、未来を先取りする社会変革に取り組まなければならず、政府・企業・個人などそれぞれの立場で変革への取組を始めることが不可欠です。これが国内のみならず国際社会の変革を支え、リードしていくことにもつながります。
本年は、目標達成に向けた、行動の10年の最初の年です。関係閣僚におかれては、ただ今決定したアクションプランに基づいて、誰一人取り残さない社会の実現に向けた取組を一層加速していくようにお願いいたします。」