国立競技場 竣工式
令和元年12月15日、安倍総理は、都内で開催された国立競技場 竣工(しゅんこう)式に出席しました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「本日ここに、国立競技場竣工式が挙行されるに当たり、一言御挨拶を申し上げます。
私は、今から約4年半前、国立競技場を国民・アスリートから祝福されるものにする。そして、世界の人々に夢と感動を与える場にすると、お約束いたしました。そこから整備計画を練り直し、新しい競技場は、アスリートを第一に、世界最高のユニバーサルデザイン、周辺環境等との調和や日本らしさを兼ね備えたナショナルスタジアムとして、本日ここに、無事完成を祝う日を迎えることができました。
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会のシンボルとなる国立競技場の竣工に至るまでに、様々な御苦労があったことと思います。途中で設計の変更もございました。そんな、本当に皆様が、正にオールジャパンで努力していただいた、御貢献していただいた結果、本日竣工の日を迎えることができました。改めて関係された全ての皆様に敬意を表したいと思います。
来年の東京大会は、夢と希望を分かち合う大会、誇れるレガシーを創出し、日本の力を世界に発信する大会、我が国の未来を切り拓(ひら)いていく大会にしていかなければなりません。このスタジアムは、正にその舞台としてふさわしく、世界最高レベルのアスリートたちが集まり、自らの限界に挑戦し、様々なドラマを繰り広げ、世界中の人々に感動を与えてくれるものと思います。
これから、オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、いよいよ本番モードとなります。新しい時代、令和元年に完成したスポーツの新たな拠点が、これからのスポーツの歴史を刻んでいくことを心より祈念いたしまして、私の御挨拶とさせていただきたいと思います。」