宇宙開発戦略本部
令和元年12月13日
令和元年12月13日、安倍総理は、総理大臣官邸で第21回宇宙開発戦略本部を開催しました。
会議では、宇宙基本計画工程表(令和元年度改訂)について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日は、宇宙基本計画の工程表を改訂いたしました。
本年10月に我が国が参画を決定した米国の月探査計画については、11月末には欧州も参画方針を決定し、今後、計画の具体化に向けた動きが本格化すると見込まれます。我が国が計画の実現にしっかりと貢献し、プレゼンスを発揮できるよう、工程表に明記した協力項目の具体化を急いでください。
国内では、新たな宇宙ビジネスに挑戦するベンチャー企業等の取組が活発となっています。2020年代前半に我が国でサブオービタル飛行を事業化する動きも出ています。内閣府と国土交通省を中心に、その実現に必要な制度整備を加速するなど、新しい宇宙ビジネスを育てる環境づくりを進めてください。さらには、災害対応における人工衛星などの社会実装や、宇宙安全保障の確保に向けた行動など、今回改訂した新たな工程表の着実な実施を進めてください。
また、来年は、宇宙基本計画自体の改訂の年でもあります。次なる時代を切り拓(ひら)く戦略的な宇宙政策の策定に向けて、関係閣僚は竹本大臣を中心に、連携して取り組んでください。」