令和元年台風第19号による被害状況視察のための福島県及び宮城県訪問
令和元年10月17日、安倍総理は、令和元年台風第19号による被害状況視察のため、福島県及び宮城県を訪問しました。
総理は、始めに福島県郡山市の被災現場を視察した後、避難所となっている高瀬小学校を訪問しました。次に、福島県本宮市の浸水被害現場を視察し、避難所となっているえぽかを訪問しました。その後、福島県庁で福島県の内堀雅雄(まさお)知事から要望書を受け取り、意見交換会を行いました。
続いて、宮城県丸森町で被災現場を視察した後、避難所となっている丸森まちづくりセンターを訪問しました。
視察後、総理は次のように述べました。
「まずもって、この度の災害によりお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表したいと思います。また全ての被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。
本日は、福島、宮城の被害現場を訪れました。そしてまた状況について視察をしたところでありますが、河川の崩壊、浸水、そしてまた土砂災害による災害のすさまじい爪痕、目の当たりにいたしました。また避難所においては、被災者の皆様から大変つらいお気持ちについて、また不安な思いや困難な状況についてお話を伺いました。政府としては、引き続き行方不明者等の捜索、そしてまたライフラインの復旧等に全力を尽くして当たっていくことと同時に、被災者生活支援チームを通じまして、被災地のニーズを踏まえたプッシュ型の支援、また、応急的な住まいの確保、そしてまた被災自治体に対する職員の派遣等によって、被災者の皆様の生活支援を迅速に進めてまいります。
そして更には、今回の災害の甚大な被害の状況を踏まえまして、被災者の皆様の人権を守り、そして生活再建に向けた動きをしっかりと後押ししていくために、今回の災害を特定非常災害に指定することといたします。
これからも国として、できることは全て行うとの基本方針の下、被災者の皆様が一日も早く安心して暮らせる生活を取り戻すことができるように、全力を尽くしてまいります。
そしてパレードにつきましては、今回の被災状況を踏まえて延期する方向で検討しております。新たな日時については、現在調整中であります。」
最後に、霞目駐屯地で宮城県の村井嘉浩(よしひろ)知事と意見交換を行い、要望書を受け取りました。