防災功労者内閣総理大臣表彰式
平成30年9月18日
平成30年9月18日、安倍総理は、総理大臣官邸で平成30年防災功労者内閣総理大臣表彰式に出席しました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「受賞者の皆様、本日は誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
皆様は、我が国で発生した各種の災害に際し、住民の安全確保や人命救助、被害の軽減などに尽力され、また、防災思想の普及や防災体制の整備に尽くされました。これまでの皆様の御貢献に、御労苦に対し、心から敬意を表しますとともに、深く感謝いたします。
ここ数か月、大阪府北部地震、西日本7月豪雨、台風21号、北海道胆振(いぶり)東部地震など、大規模な災害が立て続けに発生し、列島各地で多くの方が被害に遭われました。
お亡くなりになられた方々に、衷心より哀悼の意を表するとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます。政府として、被災者の方々が一日も早く日常の生活を取り戻すことができるよう、被災地の復旧復興に向けた取組を、更に強力に進めてまいります。
近年の気象の変化に伴う災害の激甚化への対応、そして、南海トラフ、首都直下など地震への対策は急を要します。政府として、全国で防災、減災、国土強靱化の緊急対策を3年間で集中的に実施していきたいと考えております。
もとより、災害への対応は、自助、共助、公助、様々な立場の方の知恵、力が結び合って、初めて奏功するものであります。
皆様におかれましても、本日の表彰を契機として、それぞれの分野において、ますます御活躍され、今後とも災害に強い国づくりに御尽力いただきますようにお願いを申し上げます。
終わりに、皆様方の献身的な御貢献に、改めて感謝を申し上げ、私からの挨拶といたします。本日は誠におめでとうございました。」