アジア海上保安実務者等による表敬
平成30年8月29日
平成30年8月29日、安倍総理は、総理大臣官邸でアジア海上保安実務者等による表敬を受けました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「第3期生として海上保安政策課程を修了された皆様、また修了生として既に各地域において活動している皆様、ようこそ官邸にお越しいただきました。
日本、そして皆さんの国々は海洋国家であり、皆さんの国々と日本は海を通じて、そしてそれぞれの国同士は海を通じてつながっています。同時に世界各国とも海を通じてつながっています。
私たちは海洋国家として海の幸を享受し、そして同時に、海は正に交通手段として様々な富を生み出します。そしてそれと同時に津波のような大きな自然災害が発生することもあります。時には台風を始め大きな災害が発生し、そして、それから人々を守ることも大切な仕事だと思います。同時にまた、密輸や密航といった海を悪用する人々も残念ながらいるわけであります。
我々は、海洋国家として、こうした様々な災害から人々を守り、そして同時に海を安全に守っていくこと、海洋国家として発展していく上においては、極めて重要であります。
法の支配の下の自由で開かれた海洋秩序を守って、この共通理念の下に、皆様が今回海上保安政策課程で学ばれた知識をいかし、そしてこの1年間を通じて培った友情、海の友情と言ってもいいと思いますが、このネットワークをいかしてしっかりと皆様の役割を、責務を果たしていただき、海を守り、平和を守り、そして海洋国家それぞれの国々の発展を、繁栄を守っていただきたいと思います。
皆様が母国で大いに活躍されますことを、そしてこの海の友情がいつまでも続くことを祈念いたしまして、御挨拶とさせていただきたいと思います。」