大阪府訪問(大阪府北部を震源とする地震による被害状況視察)
平成30年6月21日、安倍総理は、大阪府北部を震源とする地震による被害状況視察のため、大阪府を訪問しました。
総理は、始めに茨木市で自衛隊による入浴支援活動を視察し、その後、高槻市で地震により小学校のブロック塀が倒壊した現場を視察しました。続いて、高槻市内の避難所を視察した後、高槻市役所で大阪府の松井一郎知事、高槻市の濱田剛史市長及び茨木市の福岡洋一市長等との意見交換を行いました。
視察後、総理は次のように述べました。
「まず、今回の地震によってお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りし、御遺族の皆様に哀悼の意を表したいと思います。そして、全ての被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。
先ほど、ブロック塀の倒壊によって幼い命が失われた悲惨な事故の現場を視察してまいりました。あと少しで安全な学校の敷地内に入れるという場所での悲惨な悲しい出来事でありました。御遺族の、御両親のお気持ちを思うと言葉もありません。本日、御葬儀が執り行われたと聞いておりますが、改めて、心から御冥福をお祈りしたいと思います。二度とこうした悲惨な出来事を起こしてはなりません。学校の安全を確保するため、まずは全国のブロック塀の緊急点検を行い、学校の安全を確保していきたい。子供たちの命をしっかりと守っていきたいと思います。
そしてインフラについては、電気、水道についてはほぼ復旧いたしました。ガスについては、まだ多くの方々に御不便をおかけしているところでございますが、全国のガス会社の皆様に御協力いただき、本日から4400名態勢をとって来週の月曜日までに復旧するよう対応していただけることとなりました。改めて、皆様に感謝を申し上げたいと思います。
また先ほど、避難所を視察してまいりました。そこで、避難している方々から、大変な御苦労、そして不安なお気持ちについてお話を伺いました。被災者の皆様に寄り添いながら、しっかりとニーズにきめ細やかに対応してまいります。
また先ほど、被災自治体の皆様からお話を伺ったところでございますが、被災自治体の皆様が財政上の不安を持つことなく、しっかりと全力で応急対応、あるいは復旧に当たれるように、政府として普通交付税の前倒しに向けた迅速な対応を含め、必要な財政措置を取ってまいります。
被災された皆様が一日も早く安心して暮らせる生活を取り戻すことができるように、政府としても自治体と協力しながら全力で取り組んでまいります。」