米朝首脳会談についての会見

平成30年5月25日
会見する安倍総理 会見する安倍総理
会見する安倍総理

 平成30年5月25日(現地時間)、安倍総理は、ロシア連邦のサンクトペテルブルクで会見を行いました。

 総理は、米朝首脳会談について、次のように述べました。

「北朝鮮の問題については、米朝首脳会談に向けてトランプ大統領と緊密に連携をとっており、その方針、認識について完全に一致してきています。
 その中で、今回、米朝首脳会談が実施されなくなったことは残念ではありますが、今回のトランプ大統領の判断を尊重し、支持します。
 大切なことは、核、ミサイル問題、そして何よりも重要な拉致問題が実質的に前進する機会となる、そのような首脳会談にしなければならないということであります。
 今後、日米、そして日米韓、またロシア、中国、国際社会としっかりと連携し、様々な問題の解決のために全力を尽くしていきたいと思っています。」

 また、今後の日本としての働きかけについての記者からの質問に対し、次のように述べました。

「まず、帰国後、来週国会日程等もありますが、時間が合えば、なるべく早く、トランプ大統領と電話会談をしたいと思っています。もちろん、NSC間において、あるいは外務省間において、我々は緊密に連携をとっておりますが、大統領と、また今後の方針等について、私と大統領とでよく話をしたいと、こう考えております。
 また、明日は日露の首脳会談もあります。今回の中止を受けて、今後の対応についても、プーチン大統領ともじっくりと話をしたいと思います。
 いずれにいたしましても、国際社会でしっかりと連携をしていくことが大切であり、国際社会が一致、結束をして、この核問題、そしてミサイル問題、日本にとって重要な拉致問題の解決に当たっていくということではないかと思います。そのために、日本も努力をしてまいります。」

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