中東訪問についての会見
平成30年4月29日
平成30年4月29日、安倍総理は総理大臣官邸で会見を行いました。
総理は、中東訪問について、次のように述べました。
「今日から中東訪問に出発いたします。
中東は日本にとってはエネルギーの安定供給の点からも極めて重要な地域であります。しかし、関係においてはエネルギーだけに限らず、経済、安全保障、あるいは先端技術等、様々な分野で重層的な関係を強化していかなければならないと考えています。
日本はこれまで中東の地域、例えばシリアの問題についても、難民問題についても、難民人道支援、あるいは経済開発支援等、日本ならではの支援を行い良好な関係をそれぞれ築いてきています。そうした信頼関係の上に、中東の平和と安定にも、また中東和平にも貢献をしていきたいと思っています。
今回はイスラエル、そしてパレスチナ双方を訪問します。この中東和平に向かって、双方に建設的な関与を働きかけていきたいと思います。
そして今日本が進めている、平和と繁栄の回廊構想を進めていくことによって、当事者間の信頼関係を醸成していく。そうしたことによって中東和平に日本も貢献していきたいと、こう考えています。」